線状降水帯とは?をわかりやすく解説!発生原因や注意すべきポイントは何?

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2023年6月はもう終わりましたが、7月に入ってもまだまだ梅雨の雨が降る時期が続いています。

こんな雨が多い時期によく耳にするのが線状降水帯という言葉です。

線状降水帯が発生した場合、大雨に警戒しなくてはイケないのはわかるけれど、

そもそも線状降水帯とは何なのか、皆さん気になりませんか?

ここでは、テレビなどでよく耳にする線状降水帯に関する

「線状降水帯とは?」をわかりやすく解説

線状降水帯が最近よく発生するのはなぜ?

線状降水帯が発生した場合に注意すべきポイントは?

について徹底調査しご紹介します。

あわせてこの記事の後半には、線状降水帯に関する動画を掲載しておきますので、こちらもご覧になってくださいね。

「線状降水帯とは?」をわかりやすく解説

引用元:NHK https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/basic-knowlege_20230626_01.html

線状降水帯は大雨により土砂災害&浸水などの被害をもたらすものです。

では、この大雨を降らせる危険な線状降水帯とは一体どのようなものなのでしょうか。

こちらを調査し解説します。

そもそも線状降水帯とは正式な定義はなく、気象庁によると「次々に発生した積乱雲が帯状に連なって長時間同じ場所にとどまる、もしくは通過することによって作り出される雨域のこと」を指すと定義しています。

その線状降水帯の範囲長さが50キロから300キロ幅が20キロから50キロの範囲であるとされています。

そもそも積乱雲が発生したとしても雨は長くて60分ぐらいとそれほど長時間続きませんし、災害レベルに達することもありません。

ですが、線状降水帯の場合積乱雲は次々に発生し、数時間で通常時の1か月分の雨を降らせることがあるぐらい危険なのです。

線状降水帯がどのように発生するのかというと、

まず、地面付近に大量のあたたかく湿った空気が続けて入り込み、その空気が地形などの影響により

持ち上がり、雲が発生します。

さらに、大気の状態が不安定になることで積乱雲が発生し、その積乱雲が上空の風の影響で線状に並びます。

この状態が繰り返し起きることで、長時間大雨が降り続く線状降水帯が発生するのです。

線状降水帯は、過去の例から見てみると東日本よりも西日本のほうが多く発生しています

2023年6月2日から3日頃に四国から東海地方にかけて線状降水帯が相次いで発生し、記録的な大雨をもたらしています。

さらに、7月には九州で大雨が降り続き7月3日には熊本で線状降水帯が発生し7月の最多雨量を観測しています。

この熊本で発生した線状降水帯による被害は多方面にわたり、熊本ルネサンスFCが使用している甲佐町総合運動公園も水没してしまったそうです。

この度7月3日(月)に熊本県に発生した線状降水帯の影響で、

普段練習やホームゲーム開催でお世話になっている

『甲佐町総合運動公園』が水没してしまい

使用が困難な状況になってしまいました。

今後、甲佐町に協力させていただき

少しでも復旧活動の力になれるように

頑張っていきたいと思います。

引用元:Twitter https://twitter.com/kumamoto_rfc/status/1676226689138032643

このように西日本のほうが、線状降水帯が発生しやすいと言えるのかもしれませんが過去には関東地方や東北地方でも線状降水帯は発生している場合があるので、どの地域に住んでいる人でも普段から大雨への備えを行っておくことをおすすめします。

線状降水帯が最近よく発生するのはなぜ?

線状降水帯の発生頻度は、気象庁によるとここ45年間の中で現在は発生率が2倍にふえており、特に雨の日が多い梅雨の時期は線状降水帯の発生率がさらに4倍へと増加している傾向がみられるそうです。

では、なぜ過去と比較して現在は線状降水帯が良く発生しているのかというと

その要因のひとつとして挙げられるのが、地球が温暖化しているからだということ。

地球が温暖化すると、海水が温められて水蒸気量が増えてきます。

水蒸気量が増えることにより、発達した積乱雲が次々と発生し線状降水帯が発生するのであると考えられているのです。

線状降水帯が発生した場合に注意すべきポイントは?

線状降水帯が発生すると、豪雨災害の危険性が大幅にアップします。

気象庁では、線状降水帯の予測情報を予想される発生時間の6時間から12時間前に発表しますので、豪雨が発生する前にハザードマップや避難経路、避難所をネットやテレビ、公的機関などで確認し、すぐに安全な場所に避難しなくてはいけません。

線状降水帯による大雨の予測は必ず当たるわけではありませんが、線状降水帯が発生しなくても予報が出た場合、大雨になる可能性は高いので、予測情報が出た場合は即座に避難行動を起こす必要があります。

線状降水帯の予測情報が気象庁から発せられた場合には、住んでいる地域が河川の付近や低い土地の場合はできるだけ高いところに避難しましょう。

避難所への避難が間に合わない場合、もしくは避難すると危険な状態に陥りそうな場合は2階建て以上の住居なら2階以上へ避難し、マンションやアパートの場合は上層階に避難することをおすすめします。

さらに、ご自宅が山沿いであるなど土砂災害の危険度が高い地域にお住いの場合は、土砂災害の危険度が低い避難所に避難しましょう。

もし、避難するには危険な状態になっている場合は、家の中でも崖とは反対側の部屋に避難するなど家の中のより安全な場所に移動することをおすすめします。

お住いの自治体にスマホなどに大雨の警戒レベル3の知らせが届いたら、高齢者は直ちに避難しましょう。

なぜなら、大雨の警戒レベル3というのは、すでに大雨警報や洪水警報が出されている状態で、災害の状況がこれから悪化する可能性があると考えられる状況だからです。

ですが、この警戒レベル3の時点では風雨はあまり強くないので、高齢者であっても避難しやすい状況であると考えられるので、警戒レベル3が出たら高齢者は直ちに必要なものを持参して近くの安全な避難所に避難しましょう。

あと、自分の地域に線状降水帯の予測情報が出ていなくても親や家族、親戚が線状降水帯の予測情報が出ている地域にお住いの場合は、直接メールや電話で連絡して避難するように連絡することをおすすめします。

7月の熊本で発生した線状降水帯のニュース動画を掲載しておきます。

7月でもまだまだ梅雨は明けておらず線状降水帯が発生するかもしれませんので、皆さんハザードマップや避難所の確認を怠らないようにしましょう。

まとめ

梅雨の雨の多い時期に発生しやすい線状降水帯に関する

★「線状降水帯とは?」をわかりやすく解説

★線状降水帯が最近よく発生するのはなぜ?

★線状降水帯が発生した場合に注意すべきポイントは?

について調査しご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

2023年7月ですが、まだ梅雨は明けておらず線状降水帯が発生する可能性が残されておりますので、普段から警報が発せられたときにはすぐに避難できるように準備しておきましょうね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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