最近、ジャニーズJr.の人気グループ IMPACTorsが2023年5月25日をもって事務所を卒業することが発表されました。
少し前のニュースではKing&Princeの平野紫耀(ひらの・しょう)さん、神宮司勇太(じんぐうじ・ゆうた)さん、岸優太(きし・ゆうた)さんの3人がジャニーズを脱退したと、大騒ぎになっていました。
Twitterでは、「卒業と脱退の違い」をトレンド入りをし、多くの方が意味について考察していました。
では、「卒業」と「脱退」の違いは何でしょうか。意味についてまとめてみました。
【卒業と脱退の違い】とは?言葉の意味と正しい使い分け方
それでは、まず「卒業」と「脱退」の意味について見てみましょう。

「卒業」
全課程を学び終えること。ある段階や時期を通り過ぎること。

「脱退」
属している組織から抜けること。
一般的には、学校の課程を修了した際に”卒業”、会員やクラブ等の組織から必要なくなったなどの理由から抜ける際に”脱退”という言葉を使います。
【卒業と脱退の違い】アイドルやジャニーズではどう使い分けられている?
では、アイドルやジャニーズが使う「卒業」と「脱退」の使い分けはどのようになっているのでしょうか。
本人も事務所もある目的が達成し、円満に幕を閉じた場合は「卒業」。
何か問題が起きて事務所の方からやめてほしい(解雇)であったり、何か理由があって本人の意思でやめる(自主退社)場合は「脱退」。
と使い分けをするようです。
質問箱で、すごくわかりやすい例えをされていた方がいたので、そちらを紹介します
大まかにいうと、会社で例えれば、脱退は中途退社で、卒業は定年退職といったところでしょうか。アイドルには定年はありませんが、ある一定の任務を終え、会社側と本人との合意のもと、グループとしての契約が満了になり脱退することを、卒業というきれいな表現で言っているのだと思います。それに対して、契約満了以前に、本人がグループを離脱したいといった時もしくは、問題行動などにより、会社側から脱退を通告された時(グループからの解雇)を脱退と言っているのだと思います。どちらも脱退ですが表現をわけて使っているのでは。
引用:yahoo知恵袋
とてもわかりやすい例えですね。また、元アイドルの最上もがさんはこのように言っています。
卒業と脱退の違いの話で、ぼくは”脱退”、ねむは”卒業”したけれど、続けたくても身体的にも精神的にも限界だったために、抜けざるを得ないという選択を自らしたので、どうしても卒業という表現ができなかった。
引用:最上もがさんのTwitter
”やめたくなかったけど続けることが難しい”というときに、卒業と使うのは・・・みたいな感じなのでしょう。
【卒業と脱退の違い】Twitterトレンド入りの起源は平手友梨奈?

卒業と脱退の違いを調べると必ず平手友梨奈(ひらて・ゆりな)さんの名前が出てきます。
平手友梨奈さんは、元欅坂46のセンターをしていた方ですが、2020年1月にグループを脱退しました。そこで同時期に、同じメンバーであった織田奈那(おだ・なな)さん、鈴本美愉(すずもと・みゆ)さんは卒業し、グループを抜けています。
そこで話題になったのは、平手友梨奈さんは脱退で、織田奈那さん、鈴本美愉さんのお二人は卒業なのか。です。Twitterでは、”卒業と脱退の違い”というのがトレンド入りをしました。
平手友梨奈さんはなぜ、卒業と表現しなかったのでしょうか。
本人の意思を尊重して「卒業」ではなく「脱退」という言葉を使う形になったといいます。
「脱退は卒業よりもマイナスに取られがちな言葉。平手自身がグループに迷惑をかけていると責任を感じたからこそ、この言葉にこだわったのでしょう。グループが全盛期を迎える中で、シングルは昨年2月からほぼ1年間もリリースなし。平手はこれまで心身ともに浮き沈みがあり、たびたび休養に入らざるを得なかった。センターに平手を据えるシングルの制作は、前に進むことができなかった」(芸能プロ関係者)
引用:東スポ
平手友理奈さんが、グループを抜けた理由はまだ明らかになっていませんが、ニュースなどを見る限り、大きな責任や体調面で継続することが難しくなったのかなと思います。
- センターとしての責任
平手友梨奈さんは、2016年1stシングル「サイレントマジョリティー」からセンターをつとめています。
そこでは、笑わずかっこよく踊る平手さんの姿があります。大人気グループとなり、その後もセンターに立つ重圧やプレッシャーは、私たちには想像も出来ないストレスだったのかも知れません。
- 過労働
人気グループになったことにより、通常のレッスンの他にライブやイベント、撮影など多くの仕事をこなす必要があるかと思います。また、この頃の平手友梨奈さんはまだ15歳です。多くのことをこなすには、かなり大変だったと思います。
2017年NHK紅白歌合戦終了後に転落。今年1月に上腕三頭筋損傷で全治1か月の診断を受けた。と発表があります。
また2018年9月5日に行われた 欅坂46『夏の全国アリーナツアー2018』にて転落事故が起きています。4曲目の「ガラスを割れ!」で激しいダンスを披露した後、高さ2メートルもある花道から落下しています。こちらは打撲程度で済んだそうです。
このように、メンタル面、体調面から続けることは難しくなったと推測されます。
そのため、卒業ではなく脱退という言い方をしたのかなと推測されます。
まとめ
最近またトレンド入りした「卒業と脱退の違い」についてまとめてみました。
実際に円満で退所することは、人気グループになればなるほど、難しいのかも知れませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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