家づくりを考え始めると、かなり間取りの要にもなってくるキッチン。
最近はキッチンもインテリアの一つと考えられておしゃれなデザインが多くなっています。
- ライフスタイルに合わせたキッチンレイアウトのご紹介!
- 身長に合わせたキッチンや収納の選び方!
- キッチンメーカーを選ぶポイントとは?
毎日使うキッチンをご家族のライフスタイルに合わせて選んでいただけるように、今回はキッチン選びで押さえてほしいポイントをご紹介していきます。
【キッチン選びのポイント①】レイアウトタイプについてご紹介!

こちらの画像はキッチンのレイアウトの一覧です。
キッチンのレイアウトは間取りに大きく影響があるため、慎重に検討していかなければなりません。
レイアウトによっては広めに面積が必要になりますので、絶対このレイアウトがいい!というタイプがある場合はキッチン先行で間取りを検討していくことをおすすめします。
基本的にはよくキッチンに立つ方がどういったシチュエーションを大事にしたいかをまず第一にイメージを広げていくと他の空間をの繋がりも併せて検討していくことが出来ますよ。
ではここからは実際のレイアウトのメリットなどご紹介していきます。
I型キッチン

一見賃貸物件に多いタイプなので今までと雰囲気を変えるためにも少し避けられがちのタイプですが、キッチンに使う面積を抑えることができ、壁の立て方によってはキッチンとダイニングをしっかりと分けられ集中して作業できるなどメリットがあります。
また他のキッチンタイプに比べると一番価格を抑えられるキッチンレイアウトでもあります。
対面型キッチン(ペニンシュラキッチンやアイランドキッチン)

ダイニング側とのコミュニケーションをしっかり撮りたい場合は対面型I型キッチンやアイランドキッチンが良いですね。
作業しながらお子さまの宿題を確認したり、対話を楽しめる空間をつくる事が出来ます。
ただ対面キッチンは壁付のキッチンと比べると面積が必要になりますので、注意しなければなりません。
L型キッチンやU型キッチン

L型キッチンやU型キッチンを採用する方は上記の2つのレイアウトと比べると少ないように感じます。
こちらのキッチンレイアウトは対面キッチンよりも面積の確保が必要なのとコストも高くなってきます。
ですが、他の人と差別化できるようなキッチン空間や作業動線の短縮できるなどのメリットもありますのでぜひ挑戦してみてほしいレイアウトでもあります。
家づくりをスタートすると建築会社より要望を考えてきて下さいと言われるかと思いますが、要望といっても中々考えをまとめていくことは難しいと思いますので、キッチンからイメージを膨らませていくとこんな間取りがいいなぁと考えをまとめやすいのでおすすめです。
もう一つ確認したい「ワークトライアングル」

もう一つレイアウトの事でご紹介すると「ワークトライアングル」を考えるということです。
ワークトライアングルとはキッチンの中にあるシンクとコンロ、そして冷蔵庫の前側の中心点を結んだ三角形のことで、一般的に三角形の三辺の和が3600mm~6000mmであると使いやすいキッチンと言われています。
全ての人がこれに当てはまるというわけではないので、レイアウトを決めていく上での目安にしてみると参考になります。
【キッチン選びのポイント②】自分にあった寸法を知る

長時間立ち作業をする可能性があるキッチンは高さも慎重に検討しなければなりません。
低いと屈んだ体勢となり腰が痛くなったり、高いと切るときに力が入らずケガの元になってしまいます。
高さを選ぶ時にまず目安となるのが「身長(cm)÷2+5」という計算式です。
例えば160cmの場合、160cm÷2+5=85(cm)が目安になります。
ほとんどのメーカーが80cm、85cm、90cmの3種類の高さ標準仕様になっていて、キッチンによってはオプションで1cm単位で高さ指定する事もできるので安心して選んで頂けます。
ただ個人的には1cm単位で選ぶと実機を体感出来ない可能性が高いので標準の3種類の高さから選ぶ事をおすすめしています。
ぜひ気になるメーカーのショールームで体感してみてくださいね!
ちなみにショールームで高さを検討する時のポイントですが、ぜひ靴を脱いでスリッパで高さを確認してください。
というのも、スニーカーやサンダルだと靴の厚みで実際の高さと異なる場合があり、お家の完成後いざキッチンに立ってみると「あれ?あの時と感覚が違う気がする」という場合もあります。
ショールームにはスリッパが準備されていますので、スタッフさんにお声がけしてみてください。
【キッチン選びのポイント③】メーカー選定

リクシルやタカラスタンダード、TOTOなどよくテレビCMなどで耳にする大手メーカーをはじめ、全国に拠点を置くオーダーキッチンを扱っているメーカー、地元密着型でオーダーキッチンを製作している会社など、私達の身の回りにはたくさんのキッチンメーカーが存在します。
たくさんのショールームを周り好みをメーカーを絞っていく事も一つの手ですが、体力勝負なところやかなり時間も使います。
周った後「あれ?どうだったけ・・・?」と頭を悩ますことも・・・。
なので、まずメーカーを選ぶ時にはキッチンの絶対譲れないポイントを整理してみてはいかがでしょうか?
お手入れの楽さ、収納力、デザイン性、価格など、現在のキッチンに不満な所を考えながらイメージすると分かりやすいかと思います。
お手入れでも、例えば加熱機器のお手入れの楽さやレンジフードのお手入れの楽さなどよりポイントを絞っていくと、ここのメーカーには見学に行った方が良いと分かってきます。
メーカー選びのポイントと特色
システムキッチンの場合、どのメーカーもキッチンのサイズや形のレパートリーは大体同じですが、やはり特に力を入れている部分があります。
例えば特にレンジフードに力を入れているメーカーや除菌水を採用しているメーカー、キズにかなり強いメーカーなど様々ありますので、ご自分のここだけは!ポイントを考えてみましょう。
ここからは私が住宅コーディネーターをしていた時に特に問い合わせの声があった3社の特色を簡単にお伝えします。
ただこの3社は「特に人気のメーカー」というわけではなく、あくまで私が担当したお客さまの声なのでご注意ください。
【リクシル】
デザイン性が高くインテリアに馴染むキッチンを探したい方に特におすすめのメーカーです。
【タカラスタンダード】
最大の特徴はホーローが使われているというところです。
熱やキズに強く、表面がガラス質のため汚れも落としやすく毎日のお手入れを簡単に済ませたいという方におすすめのメーカーになります。
ただキッチンのシリーズによっては一部しかホーローが使われていないものやキッチン全体に使われているものがありますので、ショールームで確認が必要です。
【パナソニック】
パナソニックと聞くと家電製品でも定評があり聞き馴染みがある方も多いのではないでしょうか。
横並びになったトリプルワイドIHや自動でレンジフードを洗浄してくれる「ほっとくリーンフード」など家電製品の技術をキッチンにも組み込んだ製品が多くあります。
家電製品が好きな方にとってはかなり興味のあるメーカーだと思います。
各社このように特色がありますので、メーカーを選定していく際にポイントの整理をしていくことが大切になってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は家づくりを進めていく上で重要になってくるキッチンについてご紹介いたしました。
最近ではSNSにも多くの情報があり簡単に色々比較して見る事ができます。
ですが、素敵な写真が多く自分がどうしたいのか迷われる方も少なくないと思いますので、
一度情報を整理するためにも今回の内容が参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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